2022年09月05日

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伊垣の海外移籍に向けた動きを通して
新町がVICTORY復帰で大団円。

深沢、城まで離反させて社長を追い込んだり、
深梅の進展を匂わせつつやっぱりコミカルに落としたり、
展開としては普通によくまとまった最終回だったと思う。
 
カレン・ロバートと松木安太郎だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
 

伊垣ってVICTORYと契約してたっけ?
ミツオカの態度笑う(笑)
社長に対する城の「そんな社長は見たくない」は上手い追い込み方だ。
(絶対に無自覚だけど)
いかにブチ切れたとはいえその場で退社決めて去るような奴は
担当アスリートへのリスペクトが無いと思う。
「やっと見つけた」って、普通に電話なりLINEなりしろよ。
城が独語話者であることと伊垣の怪我(&新町への憧れ)エピソード、
あまりにとってつけた感が強い。
社長とラインハルトのオーナーとが旧知の仲なのと、
社長からも伊垣を推した設定、
要らないでしょ…どことか、あっちゃ駄目でしょ。
新国立(だよな?)の、それもグランドレベルに勝手に入れるの凄い。
新町が出会ったアスリートのこと振り返ってたけど
北芝(プロ野球選手)のことは振り返る資格が無いと思う。
この期に及んで「選択肢を2つあげよう」と上から目線の社長、凄いな。
ここまでの流れを鑑みれば、
新町に対しては詫びるか復帰を懇願するかの二択だと思うんだけど。
新町がすげー顔で泣いててそれなりの説得力が生まれたシーンに、
主題歌のちょっとコミカルなイントロが重なって台無しだったな。
 
 
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途中、何話目かでも書いたけど、
やっぱ雑な部分がどうしても目立ってしまったなー。
それをカバー出来るような良い脚本かと言うと、
そのレベルには遠く及ばなかったし。
 
舞台が日本で時代と設定が現代の実写作品においては、
ちょっと極端に例えを出すけど、
中世ヨーロッパが舞台のアニメーションと較べて
やはりリアリティラインは
(視聴者側で勝手に)高く設定されてしまうと思うんだけど、
そこのところにあまり意識が及んでない作品だったな、と。
 
「オールドルーキー」というタイトルも全然しっくり来ないよね。
この単語から想起されるのは、
俺は
「新しい職場になかなか順応出来ずにミスばかり」とか、
「他業種であっても共通して活かせるこれまでの経験を持ち込んで
 いぶし銀の仕事ぶりを見せる、新人らしからぬ新人」
みたいな感じなんだけど、
実際には、
「青臭さ全開ながらもその純粋さで失敗知らず、
 いつの間にか歪んでしまっていた周囲の仕事ぶりにも影響を及ぼし
 仲間と仕事の楽しさを分かち合う青春モノ」
と言ってよい仕上がりだったよね。
この内容に相応しいタイトルって、「オールドルーキー」かね?

  
それから、
Twitterでフォローしてる俳優や映像作品の評論家が
よく触れていることに
「日本の映画やドラマは役者のアップで
 泣いたり叫んだりするものばかり」
というのがあるんだけど、
それを強く実感した。
 
日曜劇場ってそれなりの「格」の枠だと思うんだけど、
その場においてこうなのだから、
あとは推して知るべし、と言うか。


(23:00)